FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

みのもの月(2)

さて後半部分を読む。

男(2.)は逆ギレ手紙を書いている。ふむふむ、少将と女(1.)が出来てしまい、音信不通になったと。
そして「夏荻」というのは女の息子(またはであり、さらに読み進むと男のことを「おとうさま」と小さな声で呼ぶ(p.219)。

おっと! ここに「父・母・子」が出てきました。
今回は父(つまり2.男)からの視点メインですけれど。

で、そうするとこの父が最後で剃髪・出家してしまうのをどう見るか。
夏荻はおそらく男の子だろう。
「父のおもかげがもうどこかに(・・・)」(p.212)とあるから。
でも、最後のパートではこの子供は病に付している(「いたづきの床」p.221)。
この子は(母すなわち2.女の手紙によると)「父の行かれた国を恋ひそめてゐるやうな」状態。

「父殺し」ではないにしろ、父との別離という点は指摘できそうだ。
それは同時に、父(浄土に属する)と母(みのもの月)の別離でもある。

===
・・・というところが分かったので、次回は、以上を三行にまとめます(できるんかいな!?)。


*************
20120418追記:

p.205には「夏萩」(なつはぎ)のことを「いとけない姫」と書いてあった。
気づかなかったorz

ということで、夏萩は女の子ですっ!!

・・・お詫びして訂正。

関連記事

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ウザワ・K

Author:ウザワ・K (株式会社ヘンテコ・インターナショナル

三島由紀夫の本
Amazonで「三島由紀夫」を検索
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
銘記せよ! 三島語録
(…)われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながらみてゐなければならなかつた。(…)
「檄」楯の会隊長 三島由紀夫
保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(角川書店[文庫版]、2009年)p.19より引用
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。