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「花ざかりの森」(7)二項対立の分析 その4

■その三(下)
・日々の緩い移り―強烈ないくたびかの夏の日

・夫人(「わたし」の祖母の叔母。ちなみに家は公家)―勤王派の兄(のち死ぬ)

・海への希み―島、王国、熱帯のまぼろし
(※二項対立というよりは、海の向こうにある外国のイメージということで、2つは連続しているものとしてみるべきであろう。メモなのでここに記しておく次第。)

・海や熱帯、夏へのあこがれに没入する夫人―そのようなあこがれの対象が存在しない夫

・明るい表情の夫人―死人のように蒼ざめたひどくやせ衰えた夫(p.165)

・夫―仏間(※かつてお互いに拒んでいた、という設定)

・華やぐ若い夫人―夫自身の滅亡のしるし(※写真を撮って6日後に夫は死ぬ)

・東京―南のくに

・あまたの彩り―ひとつのさびしい色(p.167)

・南方での生活―2番目の夫と離婚して帰国、純和風な家を建てて尼のような暮らし

・p.170の高台(と、そこから見える海)―p.130の高台(と、そこから見える海)
(※二項対立ではなく、照応関係にあるものだろうが)

===
以上のような二項対立群(純粋な二項対立関係だけではないけれど)を交通整理し、「いったい、ナニが言いたいのよ三島サン」というところに解釈を進めていくのが、次の課題となる。
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銘記せよ! 三島語録
(…)われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながらみてゐなければならなかつた。(…)
「檄」楯の会隊長 三島由紀夫
保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(角川書店[文庫版]、2009年)p.19より引用
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