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「彩絵硝子」(9)ようやく三行要約

 これらのナゾを留保しつつ、ようやく三行要約に(オット、駄洒落になっちゃった)取り掛かろうと思う。

■ムリヤリ三行要約:
退役した造船中将・宗方禎之助は妻・秋子、学生である甥・狷之助と暮らしており、若い盛りの狷之助は里見則子と恋に落ちる。
秋子の空想のなかで、「空色の靴下留」をめぐる幼少期の禎之助と自分のエピソードが、若い狷之助と則子に結びつけられる。
4人が南軽井沢に滞在中、秋子は「空色の靴下留」をしているかと則子に問うが、それを禎之助が偶然聞きつけ、妻の気持ちを理解した彼は「牧師のような顔」をする。


 非常にリッチな三行ですな(笑)。複文どころではなく、複々文といった感じだ。禎之助と狷之助が雷鳴とどろくなかで"対決"するシーンや、それが象徴する老いと若さの対立、そしてまた秋子も含めた3人が擬似的家族であることも盛り込みたかったが、あくまでストーリーの筋に沿って要約すると上のようになる。というか、これ以上は三行じゃ入らない(汗)。

 以下、物語の象徴解釈をするなかでその辺りを補うことにしよう。
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銘記せよ! 三島語録
(…)われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながらみてゐなければならなかつた。(…)
「檄」楯の会隊長 三島由紀夫
保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(角川書店[文庫版]、2009年)p.19より引用
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