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みのもの月(1)

p.214の男⇒女への手紙に戻る直前までのメモを以下に。
忙しいが少しずつでもメモっていかうと思ふ。(笑)

===
■登場人物
1.女(蓬の宿=ヨモギなどが生え茂って荒れ果てた家。)
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/228440/m0u/
祭りの日、男が家の前を通過したことに「神さびた力」で気づいていた。

2.男(内裏)
女との激しい恋に耐えられない。疲れてしまった。自ら「ひよわい男」だという。

3.友だちの少将。男を「夏虫」と呼ぶ。⇒祭りの日に女の家に来た。
1.2.の仲介役?

4.男がいま通っているところの女(東の受領の女)
※p.203「桂の如き君」=高貴な女の意味。

■展開メモ
p.209~ 男が少将に充てた手紙

p.213~214「君は艶にうつくしく荘厳されたみ寺がほのほにつゝまれてもえおちようとするとき、もえ頽[※ルビ=くづ]れるがまゝにまかせておくこそほんたうの法師の心ばえとはおもはぬであらうか。」⇒前作「苧菟と瑪耶」の燃える船や「金閣寺」の燃える金閣、を連想させる。

===
p.214~の男逆ギレ手紙から、いよいよ物語が動くのか?
でも明日早くから仕事なんで・・・これにて、おやすみ。
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テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

みのもの月(0)

このブログ記事を書く際には、ネッツで事前に当該小説について調べることはしていない。
これは予断を避けるためである。
種明かしなり誰かの要約なりを読んでしまうと、それに引きずられてしまうからね。

だが、さすがにこの小説、タイトルの意味が全然分かりません!
「みのもの月」ってナンダ???
水の面? ミノモって土地?

小説自体は、たぶん平安時代(想定)の男女が、別れた後にウジウジと文通してるっつーもんだろうが、最後にも出てくる「みのもの月」、寡聞にして全く不明です。
「みのもんた月」ならまだ理解できるが・・・。(←できんがな!)

これだけ調べさせていただきます。

ということで、今回のエントリは番号(0)でございます(笑)。

===
10分後追記:

http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%82/m0u/
み‐の‐も【水の面】
水の表面。すいめん。みなも。「―に映る月の影」

ということでビンゴ! てか、すぐに出てきた(汗)。
「みなも」なら聞きますけどね。「みのも」も同じだったのか・・・。
よって、水の上に映る月の姿=はかない、幻、といった意味なんですかね。

これでようやっと、(1)に入れるわ。

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ジャンル : 小説・文学

苧菟(おっとお)と瑪耶(まや)(2)

うおっ、眠いぜ! 昼間の宣言をスルーして寝そうだったが、持ちこたえてブロッグうぷするわねw

久しぶりの三行要約。
この小品、かなり意味不明なので、以下は強引な要約で恐縮ですが。

===
苧菟(おっとお)と瑪耶(まや)は運命的にめぐり合い、恋をする。
苧菟は瑪耶が非実在であると感じていたが、二人は海辺へ行き、「かれらの家」に入った。
海辺からたった一人で還ってきた苧菟は、瑪耶の死が作った「思い出の生」を感得し、彼女の死を受け入れていく。

===
この小説は、これまでいくつか見てきたような(そして本ブログのメインテーマであるところの)「父・母・子」の三項対立ではなく、「イデア界=瑪耶」と「現実=苧菟」の二項対立の構図に思える。

結果、男と女の二項対立となる。
両者は女(瑪耶)の死によって引き裂かれたけれども、魂のレベルでふたたび結合し、また離れていく(思い出になっていく)という、割と単純な図式が、これでもかこれでもかのパラドキシカル・オ○ニー表現(失礼!)のてんこ盛りで隠されているかのようだ。

「父」表象をここから読み取るのはワタクシにはできん。
よって当然、本ブログのメインターゲットである「父殺し」も本作品には登場しない。ザンネン。

付言しておくと、「豊醇な海」(p.181)は後の「豊饒の海」を連想させるし、海辺の家に男女が入るところは「潮騒」のワンシーンだ。さらに、船火事はお決まりの「安定した秩序を破壊するもの」だし(トリックスター的イベントと呼んでおいてもよさそうだ。破壊の瞬間に美が宿るという三島文学の十八番)、小箱の蓋=香水瓶は「花ざかりの森」の水薬の瓶(「病気」が入っている=p.141)を連想させる。

(このあたりの主要な象徴表現を横断的にエクセルかなんかでまとめていったら、面白いことになりそうだな・・・。暇人はやってみてね!)

ほかに「瞳」の描写を軸にして、瑪耶、苧菟、苧菟の友人たち(狩をする)に注目しても興味深いだろう。
いろいろテーマが出てくる作品ではあるが、本ブログのメインテーマでないのでここでは措いておこう。

最後に一言。
瑪耶はマヤ夫人(神秘性の象徴)であると同時に、「マーヤー」(幻影)という意味でもあるのかしら???

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

ところで。

続きを書こうと思ったところ、また急に呼び出しがかかったのでこれから出撃してきます。
今晩、続きを書きましょう(←自分プレッシャー。ないと、また数ヶ月だらりんとしそうなので・・・orz)。

「花ざかりの森」は尻切れのままでいいの? という質問はタブーです。タブーです。
あれ、あんなところまででいいでしょう、まずは・・・。
一歩一歩進まないと・・・(汗)。

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ジャンル : 小説・文学

苧菟(おっとお)と瑪耶(まや)(1)

このタイトルをMS-IMEで出すだけでひと仕事だわw

芋のようで芋でない。
兔の旧字なんだろうが、旧版の全集では「菟」ですらないのだ(免の上部が刀になってます)。

「摩」耶じゃなくて王偏に馬。あーめんどくさい。

さて、先に言うとこの小説には「父殺し」のモチーフはまったく出てこないようだが(素直に解釈した場合)、それでも簡単に三行要約と解釈で筋だけは追ってみよう(さすがA型だ)。

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銘記せよ! 三島語録
(…)われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながらみてゐなければならなかつた。(…)
「檄」楯の会隊長 三島由紀夫
保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(角川書店[文庫版]、2009年)p.19より引用
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