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「花ざかりの森」(8)まずは直観を。

忙しくしているとあっというまに三島センセイは遠くに行ってしまう…。
このブログこそ毎日更新したいのはやまやまなのだが(そうしないと、死ぬまでに完結しないぜ)。

しかし、花ざかりの森が難しすぎるのが最大の障害だよね。

…はい、言い訳はそのくらいにして、今日はワタクシなりの直観をメモ程度に書いておきます。

===
・この物語もやはり「わたし」「父」「母(女性の親族・祖先)」という3つの軸で捉えられそうである。
そのうち、父と母で、先日の2項対立を分類していくことが面白い作業になりそうだ。

・「父」ないし男の側は、病気や死がやっぱり結びつきやすくなっている。あるいは、女性親族より先に死ぬ。
ま、これは平均寿命からしたら普通なんだけど。
この作品のキモは、女性親族が「憧れ」や宗教体験、祖先との邂逅といったような非日常経験と結び付けられている傾向にある点だ。それは海への憧れだったり、マリア様を見る体験だったりする。

・久遠の時間に祖先と邂逅するシーンは、前にも書いたかもしれないが「天人五衰」のラストや、「金閣寺」のクライマックス(結局は到達できなかった究境頂)に通じる。
三島のライフワークを貫くライトモチーフがこの処女作にあるような気がしてならない。

===

以下、独り言:
(旧版の三島全集がキンドルに入ってたらどれだけ便利だろうか。
でもそうしたらこの本を裁断しないといけないし。それはできんな…。
いったんコピーを取ってからPDF化するかいな…。)
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テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

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銘記せよ! 三島語録
(…)われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながらみてゐなければならなかつた。(…)
「檄」楯の会隊長 三島由紀夫
保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(角川書店[文庫版]、2009年)p.19より引用
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