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「館」を読んでます。

全集(旧版)の順番では5作目となる「館」を読了。
一回だけでは解析できないほど、いろいろヤバい(笑)。
殺人や盗みの際の"快楽"が出てきてます。
後の三島作品を形成する大きな柱がここで(もう!)出てきているのか。
とにかく、これまでの作品とは質的にも量的にも相当なジャンプが見られます。

で、14歳ですよねこの作品を書いたの。
まさにアンファン・テリブル…。

本日中にもう一度読んで、なんとか三行要約まではこぎつけたいが、本当に「ムリヤリ三行」になりそうだ。
昭和14年11月の作ですから、祖母・夏子が1月に死んだ後ですね。
外的なリファレンスとしてはこのあたりがカギかと。
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津山事件(都井睦雄事件)と三島由紀夫

前から気になっていた、いわゆる「津山事件」(1938年=昭和13年、5月21日)についてウェブでいろいろ調べたんですが、犯人・都井睦雄のライフヒストリーは三島のそれと非常によく似ているんですね。
驚きました。シンクロニシティーと言ってもいいくらい。

■参考:津山事件
津山事件 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
津山三十人殺し事件
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/tuyama.htm

===
これらを見ると:
1)都井は幼少のころ父母に死に別れ、祖母に育てられた。三島には父母はいたが、祖母に"幽閉"されて育てられた。

 ※なお、この点について、土岐正造氏:
 佐世保散弾銃乱射事件と津山事件の類似性 | 平成鸚鵡籠中記
 http://bunzaemon.jugem.jp/?eid=5220&target=comment
 が指摘しています。慧眼ですね。

2)兵役検査で都井は丙種合格(実質上の不合格)。三島は第二乙種合格だが、地元の屈強な青年たちの前で惨めな思いをさせられる。またその翌年、昭和20年の入隊検査でハネられ即日帰郷。両者ともこの経験があとを引くことになる。

3)兵役検査の際、両者とも肺を病んでいた。

4)両者とも小説を書いた(ま、最終的なレベルは違うけど…)。

5)都井も地域では優秀な生徒。三島は言うまでもなく秀才(これも最終的なレベルは違うけれど、コミュニティの中での位置付けを考えると非常に相似している)。

6)(遺書ないし演説等での)メッセージ性の強い自殺で終わる点。

7)しかし都井はターゲットであるはずのゆり子とマツ子を取り逃がし、三島も目的の自衛隊決起は為しえないまま終わった。

===
…ま、いろいろ細かい点ではデコボコしているけれど、なんだか似たようなコースだなぁと。

ちなみに、津山事件があったときには三島はもう13歳で、2ヶ月ほど前に「酸模」「座禅物語」を発表している段階です。幼い三島にもこの大事件のあらましは耳に入り、小説のプランに入ったり、なんらかの影響を与えた可能性があります。

この事件の影響があったとすれば、ですが、その最初の作品は「館」(昭和14年11月)になるかと思います。「殿さま」による大量殺人(死刑という形ですが)が出てきます。

叔父(東大・東大院卒)からひとこと。

ちょっと前になるけれど、当ブログ開設に伴い、叔父からいただいたメッセージを転記しておきます。

===
三島が割腹した日、朝から雀荘でマージャンしていました。
ニュースを聞いて、めでたいめでたい、と騒いでいたら、雀荘のおばちゃんが「あんたらがこんなとこで遊んでいるから、三島さんが腹を切るんだ」と泣きながら怒ったのが印象的でした。

その日、タダで置いてもらっていた明大前の下宿(元三菱信託銀行頭取の家)に戻ったら爺さんが三島の親(平岡さんだっけ)と東大で同級生だった関係で、ドタバタしていたのを覚えています。岸信介も東大独法の仲間で、小生は三島は結局はマスコミ(世間)を利用し、一方でマスコミに殺されたと思っています。
===

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

40回忌

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。

日本はいまメチャクチャですが、三島の文学と思想を取り入れながら(全面的に取り入れないとしても)進んでいかなきゃならん。

そんな40回忌。

と同時に、あと10年と1ヶ月ほどで著作権消滅か・・・。
人の世ははかない。

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

こっそり、ひとりごとw

うわ、放置プレイしすぎです・・・orz

昨日、UFOでインド上空を飛んでいたのですが(※もちろん脳内ですヨ!)、ふと「次は三島に決着というか、少なくとも進展をしなければならんなぁ」という気がしてきた。

本革装の新潮版全集(旧版)を手断裁して、自炊にて電子化してしまうという悪魔の計画がワタクシにはあるのだ。
むひひ。

しかし、紙の本で三島を読みたいという上さん(いつ実現するのだ←他人のことを突っ込めないが)に電子化を抵抗されている。

5年位前に3万円だった旧版。

自炊したら、震災に少しばかり強い家にはなるが、本棚の迫力が一気になくなるよなぁ。
でも、放射能ノマド化する人生になるならば(現時点ではないにしろ)三島とともに移動できたらいいなぁ。

その際にはKindleDXが必須だが!
(これこそ本読みの贅沢であろう・・・)

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2014GW記念

更新!w 記事はなし! 情けない。
生きておりますが、なかなか三島先生には向き合う時間がない。困った。
プロフィール

ウザワ・K

Author:ウザワ・K (株式会社ヘンテコ・インターナショナル

三島由紀夫の本
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銘記せよ! 三島語録
(…)われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながらみてゐなければならなかつた。(…)
「檄」楯の会隊長 三島由紀夫
保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(角川書店[文庫版]、2009年)p.19より引用
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